みなさんこんにちは。
いよいよ12月で早くも2週目が終わろうとしています。
もうすっかり年末の雰囲気が漂ってきましたね。
今日は、お客様から最近多い問い合わせが増えている外壁塗装ではなく屋根のカバー工法について。
屋根のカバー工法とは、既存の屋根はそのままでその上に、新たに屋根材を被せて屋根を改修する方法で、既存屋根の撤去がなくなるため、撤去にかかるコストや日数を削減することができるという大きなメリットがあります。
屋根改修となると多くは外壁塗装がセットになる場合があるので、それなりにコストがかかってしまいます。
そこで少しでも安価に抑える方法として活用されている場合がほとんどです。
では、ここで少し簡単に屋根カバー工法のメリット・デメリットを整理します。
屋根カバー工法のメリット
◯先程もお伝えした通り、屋根のカバー工法は、既存屋根材の撤去と廃棄が必要ないため、一般的な屋根葺き替え工事と比較すると安価に屋根改修工事が可能になります。
◯価格以外においても、古い屋根材の撤去工事が必要ないため、屋根改修工事が短期間で終わるのも大きなメリットと言えます。
◯屋根材が既存屋根と新規の二重構造となるため、断熱性・防音性・防水性など、本来の屋根としての機能は向上します。
屋根カバー工法のデメリット
◯屋根カバー工事は既存屋根の状況に左右されます。
例えば、古くて傷んでいるスレート材などは、雨水を含んでいることや、屋根材の一部に雨水が滞留している状況が多々あります。
それをそのまま屋根カバー工事で施工をした場合、そのまま密封することになり屋根材に湿気がこもってしまい、その影響で屋根下地の劣化を早めて雨漏りにつながる可能性があるので要注意です。
◯屋根材が二重構造になることで、当然元の屋根よりも重量が重くなるので耐震性などは、前よりは劣ることになります。
ただ、新たにカバーする屋根材を軽量なものを採用すれば、住宅の耐震性能において大きな影響がない場合がほとんです。
以上が屋根カバー工法の簡単なメリット・デメリットになります。
また、最近話題の保険に関しても注意が必要です。
保険はあくまでも既存の古い屋根が保険対象になります。
でも、実際に雨漏りが発生した場合、上から新しい屋根材を被せた場合、原因を追求するのが難しくなります。
カバー工法は、屋根改修において低コストで対応できますが、あくまでも現在の屋根の状況に左右されます。
きちんと事前の現調でそのあたりを業者さんにご確認ください。
現場の状況をよくみないうちにカバー工法を選択する業者さんにはご注意ください!
そのまま屋根にカバーをしたらすぐには不具合は発見できません。
もしかしたら十年も経たない間に、再度屋根の葺き替えしなくてはいけない!!??なんてならないようにしたいものですね。
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